■ ヴィスコツィル(Vyskocil)訪問記 #3 ■  
そろそろ出来てもいいのでは、という期待を持たせるVVのファーストロット、どんなものか再びお邪魔して聞いてまいりました。
やはり前回お伝えした通り、脱進機まわり(ヒゲ持ち)を弄ったために、若干時間がかかっているようです。何とか年内には完成させたい、ということでしたが、個人的にはむしろ「時間がかかってもいいから窮めて下さい」と思うわけで、他の人には甚だ迷惑ではありましょうが、そのようなメッセージを伝えて参りました。

というわけでアップデートです。
ダイアル
その他部品の進捗とか
脱進機
箱とか

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visited: 10/16/05
written: 10/24/05

■ ダイアル ■  
黒い色が出ない、とかなり悩んでいたダイアル、結局のところ黒ダイアルについては最初の方法のクロームメッキに戻したそうです。ただし業者を変えてグラスヒュッテ方面だとか。
というわけで選択肢としては現状では白梨地、銀梨地、黒ツヤ、ということです。
個人的には前回の酸化チタンなグレーの梨地が刺さりまくりのままだったりします。
 # 最近のショーメのラインを見ていてピンクゴールドにグレーというのも中々にセクシィだなあと思ったのもありますが・・・
 # とはいってもそういう組み合わせは難しくもあり、ですね。
なお、関連して針とインデックスは青焼きも提供するということです。悪くないなあとも思いつつ・・・悩みますね正直。

■写真など
ぴかぴかな黒ダイアル
ぴかぴかな黒ダイアルその2 ←カメラ映り込んじゃってますね
銀梨地ダイアル
白梨地ダイアル
銀梨地(右)と白梨地(左)

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■ その他部品の進捗とか ■  
それ以外のところも地道に進捗していて、本格的な仕上げが目の前、というところまで来ています。転がっている部品を見る限りは脱進機まわりを除いてはかなり完成に近いかなという印象を受けてきました。
特にこの機械のミソである時間調整機構で、0.4mmの厚みの増加の理由ともなる部品は、素材も変えてきっちりと剛性を確保できたと思う、とのことです。
 # 余談ですがこの厚みの変化によりキャリバー名がV-30/45-01-AからV-30/49-01-Aへと変わります
ケースについてもエングレーヴィングも含めほぼ完成。ラグにイニシャルが既に彫られていました。

■写真など
時間調整機構の部品
古い部品と比べると厚みの差は一目瞭然
地板は仕上げも終わりつつ
ダイアル上ではパワリザと時間調整のデザインに変更
ケースにはシリアルが入り、
イニシャルも入ります
12時側にはヴィスコツィルのロゴも
6時側にシリアルとイニシャルが入ります
イニシャル (私の)
革ストラップはカミーユ・フォルネ謹製

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■ 脱進機 ■  
さて、こないだちゃんと聞いてこずに混乱を招いている新型脱進機ですが、もう一度説明を願いました。
まずは写真を。
旧型のヒゲ調整
新型のヒゲ調整
調整の方法

旧型の方はヒゲ持ちではヒゲを2ヶ所で締めるのに対し、ヒゲ固定点はETAなどで見られる通常のものですが、新型はヒゲ持ちはヒゲの調整をしやすいように上から見られるようになっており(締めるのは1ヶ所)、ヒゲ固定点もネジで締めるようになっています。
新型での調整方法は、
 - ヒゲの長さを変える場合:1を固定したまま、2のネジを緩め、3で調整
 - 姿勢差や偏差を調整する場合:2を固定したまま、1のネジを緩めて調整
ということと理解しました。
要するに、ヒゲ固定点での左右の振れ角の差を調整でき、固定できるようにすることで、振れの差を極限まで減少させる、ということだそうです。
 # まだ間違ってるかも(汗

■ 箱とか ■  
もうひとつ重要なものが仕上がってました。箱です。
まあ、冷静になってみれば、このくらいではあってほしいですよね、とは思うものの、実際見てみると、かなりの丁寧さが感じられる箱で、顔がほころんできてしまいます。

■写真など
輸送用の外箱
ネジ止めでかつ外すべきところを明記して税関対策するのだそうです
化粧箱がきっちりと納まります
化粧箱にもシリアル
木はなんと梨製だそうです
留め金にもロゴ
蓋にもロゴ
初回ロット分

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