| ■ ドーンブリュート訪問記 ■ |   |
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今回のドイツ訪問の最大の目的、ドーンブリュートさんの工房への訪問記です。
今回もまたPeterさんにおんぶにだっこって感じでしたが、ドーンブリュートさんも工房への訪問を快く受け入れてくださったばかりでなく、食事とホテルの世話までしてくださいました。 こうやってまとめてみて、色々な方のご協力があって初めてこの訪問が実現したことを改めて実感しました。 諸方面に感謝申し上げる次第です。 以下それぞれ簡単にまとめてみました。
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visited: 02/06/04
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| ■ Kalbe/Milde Sachsen Anhalt ■ |   |
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グラスヒュッテの伝統の継承者を自任するドーンブリュートさんの工房はグラスヒュッテからかなり離れたところにありました。
村の位置はザクセン・アンハルト州の北部、旧東ドイツ地域にあり、かつての東西ドイツの国境に程近いところに位置します。 大きい都市で近いところといえばマグデブルグかハノーヴァーかといったあたりだと思いますが、いずれも100km以上の道程になります。オートバーンなどの大規模交通インフラからも距離があるため、実際にはかなりアクセスが容易ではない地域じゃないか、ということでした。 産業的には空白地帯だそうで、延々と原生林と畑が広がり、通り過ぎる集落の建物も多くは大戦前のものがほとんど、早い話が辺鄙な田舎、という感じでしょうか。 # ペーター氏がしきりに10km to the end of the worldだなんていうものだから、村上春樹を思い出してみたりして(笑 # でも本当にそんな雰囲気です。 訪問する際は車が便利ではありますが、車以外に方法がないわけではなくて、Kalbeまで10kmほどのローカル線のBrunauという駅からアクセスする方法もあります。
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| ■ ドーンブリュート父子 ■ |   |
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ブランド名からもわかるとおり、ドーンブリュートは父のDieterさんと子のDirkさんのふたりでやっています。
実質的にはDirkさんが実作業をほぼ一人でこなし、Dieterさんは監修している、という感じに見えますね。 ほんの数時間しか、しかも友人のPeterさんを通じての会話しかしてませんが、人柄について感じたことといえば、Dieterさんは寡黙で控え目、仕事一徹で過ごしてきた人、Dirkさんは実直で勤勉、物事にあまり躊躇しない人、というところでしょうか。 Dieterさんはそうはいっても話が昔のことに及ぶと目を輝かせて話したり、「日本人は膝くらいの高さのテーブルで箸を使ってゴハンを食べるんだろう?」というお茶目な質問をしたり(笑 Dirkさんは金曜の遅い時間であったにもかかわらず、こちらのリクエストをすべてかなえてくれる、そんな方でした。 | |
| ■ 新モデル・新デザイン ■ |   |
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さて、色々と噂の流れているドーンブリュートのkal.99.0の改良と新モデルについてですが、大体以下のような情報を得ました。
# あくまでドイツ語→英語→日本語の翻訳がうまくいっていた場合、ですけど(笑 改良については、 - 竜頭にロゴを彫る (kal.99.0/99.2共通) - スモールセコンドの径を大きくする - 併せてスモールセコンドの針の形状を変更する - 石を3石増やす:香箱の上下、巻き真の受け - アンクルまわり:??? といったことをお考えのようで、石とアンクルまわりを除きこうした変更は数週間のうちになされるそうです。 ちなみに既に持っている方でも変更をお願いすればしてくれるとのこと。 新モデルについては
それぞれ写真を撮ってまいりました。
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| ■ 工房と工具 ■ |   |
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工房は2階建て、1階が作業場で、2階は事務関係と住居なのかなという感じでした。
# 2階は見てませんけど 広さ的には床面積で1フロア100uくらいってところでしょうか。 多分正確じゃないですけどそんな感じです。 機械・工具の類は本当に古いものばかりでコンピュータの入っているものはノギス1本のみでした。
以下、主な工具です・・・用語がわからないので適当です(笑
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| ■ 製作のプロセス ■ |   |
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という具合に工房の中で工具を紹介してもらいながらプレートの型抜きから仕上げまでの流れを説明してもらったのですが、ところどころで実際の部品を見せていただきました。
実物を見ながらだとかなりわかりやすいですね。 # でも自分でできそうとか思ったかというとそんなことは決してないわけですが(笑 部品の写真です。大体こんな感じで流れていきます。
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| ■ ドーンブリュート父子と一問一答 ■ |   |
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さて、自分自身だけでなく、今回仕上がった時計を注文した方々や、ドイツ時計バカ一代の常連の皆さんから頂いた質問をしてきました。
質問は工房でしたものあり、その後酒を酌み交わしながらしたものあり、で変なことになっているものもあります。 以下、簡単にまとめたものです。 - なぜユニタス6497/6498を選んだのですか? | |
| ■ ファースト・モデル ■ |   |
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実は訪問した時に真っ先に見せてくださったのがこちらのファースト・モデルでした。
ファースト・モデルといっても父Dieterさんご自身でお使いになっているものだけで市販されたものではない、いわばプロトタイプとでも呼ぶべきものです。 ファースト・モデルはGUBのkal.60を改造したもので、緩急調整にスワンネックを付け、2番車〜4番車にシャトン・ビス止めの加工を施してありました。
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