| ■ ヘンチェル訪問記 ■ |   |
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今回のドイツ訪問のもうひとつの目的は今最も気になるメーカーのひとつ、ヘンチェルを見に行くことでした。
1年以上前(ちょうどLOWさんと時計の趣味性について議論してた頃ですか)よりウェブサイトの存在には気付いていましたが、その後仙台時計のTSSさん、TimeMaster倶楽部のLOWさんが既に注文していたことを知ったので、おふたかたから話を聞いて興味を持ったので是非訪問させて下さい、というお願いの形をとりました。 返事はそうした紹介も不要だったのではないか思えるくらいの熱烈歓迎ぶりで、すぐに快諾して下さいました。 ご紹介下さったLOWさんならびにTSSさん、長時間お付き合い下さったヘンチェル夫妻、本当にありがとうございました。
以下それぞれ簡単にまとめてみました。
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visited: 02/07/04
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| ■ Hentschel Uhrenmanufaktur Hamburg ■ |   |
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ハンブルグはドイツ第2の都市ということもあり、周辺地域を含めた昼間人口は約250万人とかなり大きく、200km彼方のカルベとは大きく異なり(当たり前だ)、都会にきた〜♪という印象を受けます。
ヘンチェルは中心駅からアルスター湖左岸沿いに北に車で10分ほどのよい立地条件にありました。 住宅街の一角にたたずむ綺麗でモダンな店は店主のヘンチェルさんの人柄をそのまま表しているかのようでした。 | |
| ■ ヘンチェル夫妻 ■ |   |
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さて、店主のヘンチェルさんですが、ドーンブリュートさんとは正に対照的。
ドーンブリュートさんが実直・生真面目ってのが最初に受ける印象なのに対して、ヘンチェルさんは物腰柔らかく、とてもマイルドな方、との印象が強いです。 いずれにしても時計に対する情熱は非常に強いワケですけども、その現れ方が違うなあという感じですね。 ドーンブリュートさんが製造する側から熱意を発現させているのに対し、ヘンチェルさんはユーザー側から熱意を発現させているというか。 奥さん(苗字が異なりますが同じ指輪でしたのでそう判断しました)もヘンチェルさんに相当影響されて時計好きになったような方で、お土産に持っていった「国産腕時計博物館」を眺めてタカノがどう、シチズンがどう、と話をしておりました。
TSSさん、LOWさんと立て続けに日本から注文が行った上に、私が遊びに行くというので、日本では盛り上がってるらしいと思ってか、日本語のカタログを準備しておられました。
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| ■ 様々な裏技 ■ |   |
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ウェブサイトを見る限りH1とH2の2モデルで色々オプションが選べるようになっていますけども、実際訪問してみると、それ以上の幅広い選択ができるようになってました。
まずラウンドでH1とH2の他に15本限定で薄型ムーヴのH3が準備されていたのに加え、FHFを用いたレクタングラーモデルは既にレギュラー化してました。 それから出荷直前のものを見せてもらったのですが、某大企業に100本納入するということで自動巻きのも作ってました。これもいずれレギュラーモデルとなるような雰囲気です。 これだけの本数をまとめて出すのは初めてということで、ヘンチェルの大きな一歩だと誇らしく思っておられました。 針はすべてヴィンテージのもので
変更点については、H1のスモールセコンドの径を2mmほど大きくするんだそうで、これはドーンブリュートさんと同じような方向性ですね。 いくつか写真を撮ってまいりました。
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| ■ 工房と工具 ■ |   |
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お店の様子ですが、売り場は2部屋、工房1部屋、工房兼キッチン1部屋、ざっくりいうと4DKって感じです。
もともとはヴィンテージの修理・サービスをやっていたということもあり、その辺りの機械がメインではあります。 自社ブランドをはじめるにあたり、いくつか機械を買ったようですが、基本的にコンピューターの入った機械は使わないということで、古いものを買っておられました。 # コンピュータの入ってるものはドーンブリュートさんと同じくノギスのみでした 以下、見せていただいた主な工具です。
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| ■ 実はケースヲタという話 ■ |   |
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さて、ヘンチェルのコダワリはムーヴメントやヴィンテージの部品が主眼かと思われそうなことばかり書いてきましたが、実は最大のコダワリはケースではないか、という気もしてます。
今回の自社ブランドの立ち上げにあたり、ケースはハンブルグ市内の加工業者に委託したそうですが、このケースの形を得るまでに10年ほど試行錯誤したようです。 それまでにヴィンテージをケースに着目してずいぶんと集めたとのことでした。 また、ステンレススティールのモデルがグラスバックでない理由として、インナーピースの特殊さがあると思いますが、インナーピースの構造を見ると短い切れ込みと長い切れ込みが入っていて、これはそれぞれ強い衝撃、弱い衝撃からムーヴメントを守るもので、これを見るとグラスバックにできないのも仕方あるまいとは思いますね。
それ以外にも写真からわかるように、竜頭の中にもパッキンを入れたり、巻き真を守るための筒を別ピース化したり、と、ムーヴメントを守るための工夫はこの規模の工房で手作業で生産することを考えると非常に高水準であるように思いました。 | |
| ■ ヘンチェル夫妻と一問一答 ■ |   |
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さて、こちらでもドイツ時計バカ一代の常連の皆さんから頂いたものも含め色々と質問をしてきました。
質問は工房でしたものあり、その後のディナーでしたものもあり、かなり幅広くお話をうかがうことができました。 以下、簡単にまとめたものです。 - なぜAS1130/1188を選んだのですか? | |
| ■ プロジェクト ■ |   |
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これだけ時計好きの心をわかっているというか、好事家と同じ視点でみているとなると、当然のことながらやられちゃうワケで、思わず1本注文してしまいました。
で、もちろんのこと、かなりの無茶をお願いしたワケですが(笑 H1でもH2でもH3でもレクタングラーでもありません。 ドイツ時計バカ一代を名乗るこのサイトにふさわしいものとなろうかと思います。 ということでちょっと特殊なものを注文してきたので完成まで半年以上かかるとは思いますが・・・こんな感じを考えてます。
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