| ■ ドイツ時計研究研究 〜 ムーヴメント編(懐中) ■ |   |
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こちらはドイツ時計研究のうち、懐中のムーヴメントに関するあれやこれやを雑駁に書き連ねたものです。
メーカー編(グラスヒュッテ)
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| ■ ケースの形状 ■ | |
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よく忘れるので個人用の備忘録として書き留めておきます。
ランゲの使っていたケースの名称とその特徴。
形状に関して。
04/15/07
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| ■ Louis XV針とLouis XVI針の違い ■ | |
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ムーヴメントの話ではありませんが、懐中の様式ということで。
針の形状でルイ15世針とルイ16世針というのがありますが、よく混同されているように思います。 # というか、自分自身、混乱しているわけですけど これらは実は同じではなくて、ルイ16世針ではルイ15世針に比べ針の中心に近いところの装飾が1つ省かれているのが最も大きな差で、この差によってルイ16世針の方が若干シンプルになっています。
04/15/07
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| ■ グリューン(グリュエン)とアスマン ■ | |
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なぜか日本で大人気のアスマン製グリューン(グリュエン)、やはりここで取り上げずにはおれますまい。
グリューン(グリュエン)とアスマンの関係をさらっとおさらいすると、
さて、アスマン製グリューン(グリュエン)はその分厚いブリッジやゴールドトレインもさることながら、グラスヒュッテ製では唯一の勾玉レギュレーターを採用していること、ムスターシュアンクルを採用していることで知られています。
そんなワケでアスマン・グリューン(グリュエン)を細かく分けると、
で、グリューン(グリュエン)向けに作っていたはずのアスマン、グリューン(グリュエン)用のをグラスヒュッテ仕上げ(ギルト仕上げなブリッジ、サンバーストな角穴・丸穴、スワンネックなレギュレーター等々)でアスマン銘で出していたりしました。
# 写真をクリックすると大きいのが出てきます。 08/24/04
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| ■ スイスのエボーシュ? ■ | |
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グラスヒュッテの懐中にまつわる都市伝説(って変ですが)として、いわくオーディマのエボーシュがどうの、IWCのエボーシュがどうの、という話が流れているようですが、この点は最も事情がつかみにくい部分で、そうした話が流れるのもいたしかたないことではあります。
少なくとも、この件に関しては慎重な資料の検討が必要であろうかと思いますが、とりあえず自分が得た情報の範囲では、 - 基本的には当時のドイツ政府(第2帝国)ならびにザクセン州政府の産業政策から、すべての部品をグラスヒュッテで生産している - ただし技術的に高度なコンプリケーションの一部(リピーターとクロノ)でオーディマとルクルトのエボーシュを使っているものがある ということのようです。 05/16/04
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| ■ グラスヒュッテの脱進機 ■ | |
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グラスヒュッテの懐中に用いられる脱進機は独特のもので、イングリッシュ・レバーをベースに(だと思います)、アドルフ・ランゲが1850年代に完成させたものです。
アンクルの形状が非常に独特で、ツメ石は中に上下に挟まれた形で埋め込まれているため、表にはハッキリと見えない場合が多いように思います。 それ以外では、AssmannはGruenとの関係からムスターシュ・アンクルをしばしば用いていたようです。Grossmannでも一部ムスターシュ・アンクルがあるようです。
Vyskocil氏のサイトに非常にわかりやすいアニメーションがあるのでこちらをご覧下さい。
05/16/04
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| ■ システム・グラスヒュッテについて ■ | |
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オークションなどでよくシステム・グラスヒュッテという名を見かけますが、システム・グラスヒュッテとはメーカー名ではありません。
システム・グラスヒュッテはSysteme Glashütteと表記しますが、このようにSystemeという用語が頻繁に見られるものとしてSysteme Roskopfがあげられるかと思います。 ・・・ということでもうおわかりかと思いますが、ピンレバー脱進機のものをドイツではSysteme Roskopf、すなわちロスコフ式と総称しているワケでして、したがってシステム・グラスヒュッテとはグラスヒュッテ式、つまりグラスヒュッテ製ではないグラスヒュッテ様式の時計の総称ということになります。 で、まずどういうメーカーがグラスヒュッテ式に含まれるのか、ですが、広義の意味で捉えると
機械上の特色、というかどう見分けをつけるかは、古いものであればアンクルの形状がグラスヒュッテレバーではないことと、ブリッジやテンプ受けの形状が異なること(特にガンギ受け)で大体つかめます。 05/16/04
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| ■ ランゲ&ゾーネのグレード ■ |   | ||||||||||||||||||||
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ランゲ&ゾーネの懐中には様々なグレードがあり、けっこう仕上げ、素材、質感に開きがあります。ある程度
ムーヴメントやケースに刻まれる銘(ブランド)によりグレードが異なり、その銘を以ってグレードを指します。 その銘もしくはグレードの名称は、一般に(便宜的に)略称を用いていて、 ■A. Lange & Sohne銘:ALS ■Deutsche Uhrenfabrikation:DUF ■Original Lange Internationales Werk:OLIW となっています。 さらにALSグレードは後述する仕様の差により、1Aなどのグレードに分かれています。 一応、簡単な順列は ALS Ankerchronometer>ALS 1A(>ALS 1B)>ALS 1C≧DUF>OLIW くらいなイメージでしょうか。 ■ALS (A. Lange & Sohne Dresden/A. Lange & Sohne Glashutte i.Sa.など)
となっています。 ただし、1Bについては正式なランクではないようで、非常に数が少ないそうです。 # UnionやAssmannには1Bに相当するものが多数見られます。 なお、ダイアル等の表記ですが、
あるいは
などと記されています。 ■ALS Ankerchronometer
■DUF (Deutsche Uhren-Fabrikation)
■OLIW (Original Lange Internationales Werk)
Lange-Uhrと表記されているものには同時期のスイス・エボーシュなランゲの腕時計もありますんでご注意。 02/15/03
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