■ Original Lange Uhr AS1220 ■  
90年代のA.ランゲ&ゾーネの復活劇については様々なメディアで語られている通りですが、ほとんどの場合、終戦から東西ドイツの統一までのランゲについては言及しないか、時計メーカーとして存続していなかったのような書き方をしているかと思います。
実際にはフォルツハイムでスイスまたはドイツのムーヴメントを用いて生産していたのはドイツ時計研究で記した通りです。
何せマンネスマン、LMH、リシュモンと、復活後のランゲ&ゾーネの出資者たちはこの事実にはなるべく触れまいとしているフシがありますし(日本法人だけかもしれませんけど)、そもそもフォルツハイムのランゲは西ドイツではユンハンスやハンハルトはおろか、あまたある時計メーカーでも零細に位置するメーカーに過ぎず、資料が極めて少ないのが実情で、ランゲ・フォルツハイムがどのようなメーカーだったのかはあまりよくわかっていません。

いずれにしてもランゲの150年を超える歴史の中で最も不遇な50年であったことは間違いのないことだとは思います。

さて、何がわからないといってA.ランゲ・フォルツハイムがどこのムーヴメントを使っていたか、ですが、最初に入手したコレが伝えられているFelsaともPUWとも異なるア・シールドとは驚きました。しかもハイビートでクロノメーター。
日付の変更は竜頭を押すという変態なシカケ(笑

デザイン的には70年頃にフツーに見られたレトロフューチャーな感じで、けっこう好きな感じではあるのですが、何せ41mm×43mm、厚さ15mmというデカ厚なので中々使いにくいものが・・・
ダイアルの加工が面白く、多分プラスチックだと思うのですが、デコボコな加工になってます。いうなれば石炭ダイアルって感じですかね。
 # 子供の頃ハマったNゲージの石炭車みたいなんで(笑
ムーヴメントは軟鉄インケースで覆われていて自分では開けられなかったので、ムーヴメントの写真はオーバーホール時に撮ってもらったものを使ってます。

■ムーヴメント
A. Schild 1220
10.5リーニュ(23.7mm)
36000振動

■写真をクリックすると大きい画像が見られます。