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グリューン(グリュエン)といえばアメリカのメーカーなワケですが、初期のものには二代目当主のFrederik Gustav GruenがグラスヒュッテのJulius Assmannのもとで製造したドレスデン製のグリューン(グリュエン)があります。これはそうしたもののひとつ。
14Kハンターケース、54mm、21石とかなり高級のもので、ドレスデン/グラスヒュッテのハイエンドのものは然るべくしてハイエンドなのだとわかるデキですね。
多くのパーツが明らかに肉厚で、テンワの受けだけでも厚みは1mmちょっと、ブリッジは軽く1mm以上、2層構造の厚いところでは3mmに近い厚みが確認できました。
しかも悉く丁寧に綺麗に面取りされているのが溜息ものです。
3ピースのポーセリンダイアルもランゲのDUFクラスやDPUGといった中堅クラスと比較すると一目瞭然なほどに厚く丁寧に作ってあります。
ドイツの懐中は不当に高いとか思ってましたけど、ちょっと考えを改めねばならぬぅ〜うむむむむむ、と唸ってしまいました。
# いや、それでもまだDUFやOLIWクラスのは受け入れがたいかも(笑
ピンクゴールドの14Kのハンターケースはえらい厚みがあって、文字通りズシッとくる重さ。
# これを携帯すると肩が凝りそう(笑
ケースにはD.Gruen&Sonの刻印はなく、ジュエラーさんと思しき刻印のみですが、グリューン(グリュエン)銘のケースで同様の刻印のものがあるようなので、ほとんどオリジナルと見ていいのかなと思ってます。
さて、脱進機周りですが、緩急調整はグラスヒュッテものでは珍しい勾玉レギュレーターになってます。細かいエングレーヴィングがアンクルの受けまで施されていて、なんちゅー手間のかけ方なんだろうかとただただ圧倒されます。
特徴のあるムスターシュ・アンクルの形状、ゴールドのアンクル受け、ゴールドのドテピンもこれまたグラスヒュッテではグリューン(グリュエン)のみでしょうか。
# 勾玉レギュレーターはシステム・グラスヒュッテではたまに見かけますけど
ブリッジには何とも見慣れぬ文言が彫りこまれています。
Expressly made by
D. Gruen & Son
for M.S. Brown & Co.
Halifax, NS
つまりノヴァスコシアはハリファクスの某社に特別に作りました、というようなことですが、なぜそれをブリッジにフツーは中蓋だろう、と思ってしまうワケで、何か本当に特別な仕様の機械ならそれはそれで寿ぎ讃えるべきことなのですけども。
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