■ D.ドーンブリュート&ゾーン 〜 修理とか修理とか修理とか ■  
さてその後、色々な方にドーンブリュートが仕上がってきております。

 # 勝手に写真撮りまして使用させて頂いてます

で、大メーカーに比べて生産体制が不十分なわけで、キズだの何だのと問題はあるわけですが、特にヒゲゼンマイがからむという問題が多いようですね。
上の写真のうち2本にその問題が出たので送り返すことになったのですが、ついでに私のも送り返してみました。
 # 私の個体にはヒゲのカラミは出なかったんですが、1mくらい落とした時に針が脱落してしまったので(涙

大体、修理・メンテには2ヶ月弱かかる雰囲気でしたが、まあそれはともかくとしても、戻ってきた時計には以下のような変化が・・・
- ダイアルの変更:新型ダイアルに。シルバーという雰囲気からパールっぽくなりました。
- 針の変更:パワリザの針の形状の改善と焼き方の変化?ちょっと明るくなりました。
- ブリッジの変更:テンワ受けのブリッジの装飾が心なしか甘くなってるような気がします。
- 竜頭の変更:ロゴ入り竜頭に。
- 尾錠の変更:kal.99.0はロゴなし、kal.99.2はロゴ向き変更など。

という具合で、初期ロットに比べると量産型になってきているような印象を受けます。別物、とまでは言うのは言い過ぎかとは思いますが、ガンダムだと思ってたらジムになって帰ってきた、くらいなところです。
ちなみにヒゲがからむトラブルについては、スワンネックにオイルを点していて、そのオイルが漏れてヒゲゼンマイにからむのではないかという推測をある方から聞きましたが、先方からは明確な答えを得られていません。

初期ロットが特別版だというならそれはそれでいいんですが、ならば説明せよ、と思いますし、ましてや交換するなって注意書きしたのに許可なくパーツの交換するなよ、と思うわけで。
パーツの無断交換はほとんどのメーカーで耳にする話ではありますが、何もドーンブリュートみたいな小工房が1年も使ってないものに関してまでやるこたぁないでしょう、こっちは職人魂を期待してんだからさ、とメールしても、何でそんなこというのかワケワカラン、車だってパーツは新しくするでしょ、というようなにべもない返事。
時計に対する考え方のギャップを思い知らされました。
とりあえず日本人はオリジナルを尊ぶから変えないでねと念を押しておきましたが。

■ 現時点での結論 ■  
そんなこんなでかれこれ1年半お付き合いしてみての結論はこんなところでしょうか。

この時計はムーヴメントの現代となっては無意味な機能をテンコ盛りにした、逆ガワ時計あるいはムーブガワ時計という揶揄称号に恥じない時計で、長年付き合っていくのにはけっこう肚をくくる必要のある時計かなと思います。その上、中身的にはなんちゃってグラスヒュッテであって結局ユニタスなんだよね、ということをキッチリ理解しておく必要があります。
なのでグラスヒュッテ懐中コレクターで、グラスヒュッテな意匠を腕時計として普段使いしたい、ということならオススメできますが、グラスヒュッテヲタ以外には耐えられないであろうという感じがいたします。
クオリティの面でどうにかデュフォーと比肩できそうなのはラング&ハイネの方になるのではないかと思いますんで、独立時計師のクオリティを保ちつつ真にグラスヒュッテの伝統を謂うならばラング&ハイネを目指すのがスジで、結局はその方が満足度高いのではないかと思うのでした。

01/30/05

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