■ Bifora kal.120 "Unima" ■  
Biforaは何だか資料がとっても少なくてどんなメーカーだったか釈然としないのですが、機械式ではクロノメーターの素晴らしいものから廉価版まで、電池式では電磁テンプ式からクォーツまで、と幅広くやっていたようですし、そこそこ数も出ていたようです。

で、は何だかよくわからないとか書いておきながら、このcal.120がドイツ腕時計の最高峰の1つではないかと思ってます。
テンワのサイズを確保するために工夫された輪列、美しいスワンネックの曲線、独特のブリッジ分割、がっしりしたアンクル受け、等々。
1955年の機械なのですが、やはり50年代ならではのコストのかけ方だなあなんて思ってみたり。

cal.120にはスモールセコンドのものと出車によるセンターセコンドのものとがあり、Unimaとあるものがクロノメーター規格を通したものです。

■ムーヴメント
Bifora cal.120
10.5リーニュ(23.7mm)
17石
18000振動

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■ Bifora 120 modified by Benzinger ■  
さて、そのBiforaのcal.120 Unima2本をベンツィンガーさんのところに訪問した時に改造をお願いしていたのですが、以下のようにあがってきました。
ムーヴメントにここまで装飾を施し、2本で対を為すとなると、懐中時代のボヴェをはじめとする末期の清王朝向け輸出みたいですが、ブログにも紹介した通り、元のBiforaの再生には躊躇はなかったにしても、cal.120という機械を弄るにあたりその独特さを活かしたい、ということで、それぞれ別なお願いをしていました。そのうち1本は
「ムーヴはブリッジの形状を活かしつつ、スケルトナイズでBenzingerさんが最 も得意もしくは今やってみたいスタイルを。ダイアルと針はブレゲ風で」
というBenzingerさんにお願いするなら最も王道なもの、もう1本は
「ムーヴはブリッジの形状そのままで、フローラルというかアラベスクなエングレーヴィングを。ダイアルはFlowerPowerの花がないような感じで」
という植物モチーフを意識したもの、というリクエストをしていました。

出来上がりは写真を見ての通りですが、1本目のスケルトナイズした方、立体感というか奥行き感が非常に強く感じられる仕上がりで、機械の地板の厚みとBenzingerさんの腕とが上手く調和していて、角穴〜香箱のあたりは際立って素晴らしいです。
2本目はブリッジをそのままの形状で使っている装飾で、ダイアルも機械も細かいパタンの彫り方に目を奪われます。
# それにしても、いい加減コンパクトカメラで適当な写真を撮るのは止めて、ちゃんとした写真の撮り方を学ばねばなりませんね。

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# 諸般の事情により大きい画像を減らしています。
1本目

2本目

箱とか

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